【千葉日報】「震度6強」津波も想定 震災後初の大規模訓練 千葉県警と関東管区警察局

千葉県山武市で実施された大規模な防災訓練のニュースです。


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 山武市蓮沼の公園施設などで31日、震度6強の地震を想定した訓練が行われた。千葉県警と関東管区警察局による合同訓練で、管内10県警で編成する「広域緊急援助隊」のほか、宮城県警や警視庁などから計約550人が参加。14回目を迎えたが、管内での大規模訓練は東日本大震災後では初。大震災を受け新たに津波警報も想定、地震発生後の情報収集から津波に流された人の捜索・救出活動が本番さながらに展開された。

 訓練は、千葉県東方沖を震源とするマグニチュード6・8の大地震を想定。山武市内では震度6強を観測、家屋が倒れ、交通網が断絶した。

 広域緊急援助隊をはじめ宮城県警、警視庁、北海道警でつくる「東日本特別救助班」などが続々と現場入り。

 津波警報が発令された中、自動車4台が絡む事故現場は一刻を争う緊迫の救出劇。「津波到達まで残り9分」。隊員らは声を掛け合いながら車内に取り残されたけが人の救出作業に当たった。

 広域緊急援助隊は阪神大震災を受け、大規模災害に即応する災害対策専門部隊として各都道府県警に設置。実際の災害現場では各県警が協力・分担して救助に当たる。